目次
第1章 中東におけるキリスト教の母体
第2章 最初の四世紀
第3章 五世紀と六世紀
第4章 七世紀から十六世紀まで
第5章 十六世紀から二十世紀まで―オスマン支配のもとで
第6章 二十世紀―現代イラク国家
第7章 二十一世紀
著者等紹介
ラッサム,スハ[ラッサム,スハ] [Rassam,Suha]
モースルの医師の家族の中で生まれる。バグダッド大学医学部で助教授として教える。1990年に、さらなる医学の研究のために英国に渡る。それ以来、ロンドンの病院で働く。医学博士。同時に、ロンドン大学東洋アフリカ研究所(SOAS)で東方キリスト教について研究し、修士号を取得。2008年には「教会に特別に貢献した婦人」、2016年に「聖墳墓メダル」を授与された
浜島敏[ハマジマビン]
1937年、愛知県で生まれる。67年明治学院大学大学院文学研究科英文学専攻修了。68年四国学院大学赴任、2004年定年退職。現在同大学名誉教授。1974~75年、英国内外聖書協会、大英図書館、オックスフォード大学図書館、1995年~96年、ロンドン大学、ヘブライ大学等にて在外研究。2006年、日本聖書協会より聖書事業功労者として表彰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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小澤 泰裕
1
イラクはマイナーの宗教の寶庫である。キリスト教だけでも、正教・舊教・新敎の他に景教、マロン派などの様々な宗派が存在する。さうした宗派の教義と歴史について、コンパクトに纒められてゐる。2017/09/03
Muhammad al Yabani
0
翻訳の質が少し悪いような気がした。カルデア教会の総大司教を総主教と訳していたり、イラクの地名もアラビア語の発音に即していなかったりと、違和感を覚える箇所が多くあった。しかし、中東のキリスト教にかんする日本語の入門書というだけでものすごく貴重な本であることは間違いない。2022/12/05
yuxxlogy
0
基礎知識がないので、読み進めるのに骨が折れた。教えられていない(学んでいない)だけで、イラクに脈々と続いているキリスト教があるのを知った。特に大戦後、大国に左右されている歴史の結果も深刻だ。2019/01/21