内容説明
マラリア予防の処方により失明状態に陥った著者が、視覚障害を乗り越える道を切り開き、飢餓・戦火・人道虐待に苦しむスーダンの地に希望の光を追い求める。
目次
1部 闇と光(絶望の淵より;ある被爆三世の失明をめぐって;闇を変えて;患の癒し ほか)
2部 サヘルの光求めて(同労の友のメッセージ;窮食、栄養失調そして失明;窮食をめぐるヒューマニティと寛容;分かち合って今日食べるために ほか)
3部 詩「遥かなる旅路の果てに‐マラリア薬禍生還の軌跡」
著者等紹介
武岡洋治[タケオカヨウジ]
1937年生まれ。名古屋大学大学院農学研究科博士後期課程修了。同大在職中、米ミシガン大、ボリビア・サンフランシスコ・ハビエル大に派遣される。スーダンにおける農業開発と砂漠化・飢餓の現地調査に際し、日本の公的医療機関で受けたマラリア治療薬ファンシダールの予防用処方により、スティーブンス・ジョンソン症候群の重度視覚障害を負う。定年後、同志社大学大学院神学研究科博士前期課程修了。日本基督教団安城教会担任教師を歴任。視力をなくしたスーダンの子らと交流を続けて今日に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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