内容説明
本書は、著者の第二回目の講解説教の記録を底本として、最編集したものであります。長年にわたる聖書の研究と、七十余年にわたる信仰生活の体験を通して、「ここに山あり、ここに河あり」という具合に永遠に生命の展開の諸相を、明瞭に指し示したものとなっております。本書の副題に、敢えて「恵心流キリスト教」と入れさせて頂きました。これは、自らが「私のキリスト教は恵心流キリスト教である」と言われていたためであります。
目次
ロマ書の意義
パウロの自己紹介
ローマ訪問の計画
問題の提出
異邦人の罪
ユダヤ人の罪
人類の罪
律法の能力
神の義
恵心僧都に学ぶ
法然上人に学ぶ
アブラハムの信仰
義とせらるることの結果
アダムとキリスト
潔めらるること
救いの完成〔ほか〕