内容説明
子どもが自分の本当の言葉を語ることができる場所としての教室、そこでの夢中になり没頭できる時間を子どもたちにいかに保障するか、その授業・カリキュラムとそれを支える授業研究の在り方を追究。
目次
第1章 居場所感と夢中を保障する教室のデザイン原理(教育の質と授業過程:居場所感と没頭という視点;聴き合う関係と存在としての声;援助要請と協働学習 ほか)
第2章 対話が生まれる授業とカリキュラム(学び合うための学習習慣を創り出す授業;対話で読み深める国語授業―小学校1年「たぬきの糸車」;自分との対話を通して成長に気付く生活科単元―小学校2年生・生活科「目ざせ!生きもの名人」 ほか)
第3章 居場所感と夢中を支える授業研究(豊かな対話が生まれる校内研修のために;教師の授業づくりへの意欲を高める校内研修;保幼小の教員がともに検討する授業研究 ほか)
著者等紹介
秋田喜代美[アキタキヨミ]
東京大学大学院教育学研究科教授。博士(教育学)。東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。専門は、教育心理学、保育学、授業研究。日本保育学会会長、文部科学省中央教育審議会初等中等教育分科会教育課程部会委員などを務める。人が育つ制度的な場としての保育所や幼稚園、小・中学校での園内研修や授業検討会に参加しながら教育実践研究に取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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にくきゅー
1
「対話的な学び」が一番難しいと、最近、よく聞く。グループワークの仕掛けとか、そういう単純な話ではないのだと思う。それぞれが自分の考えを言える風土を作ったり、それぞれの声から必要な支援を考え、それを問いの形にしたり、他の子どもの声とつなげたり、そういう複雑な営みが対話なんだと思う。2021/12/31
U-Tchallenge
1
新学習指導要領が小学校では全面実施を迎えている。そこでのキーワードの一つが「主体的・対話的で深い学び」ということ。その中でも「対話」ということについて個人的に追究している。教室での「対話」を考えるなら、秋田喜代美先生の著書は外せないだろう、と思い手に取ってみた。読んだからと言って、「対話」ということの全てを理解できたわけではないが、考えさせられる記述は多かった。授業のことはもちろんだが、同時に考えたいのは「校内研修」のこと。校内研修の場も対話的にしていくこと必要があるだろう、と思った。2020/09/29
yukiko-i
1
小学校と中学校での実践を中心に解説された授業法。 とくに、グループ学習を行う上での目標の立て方や進め方が参考になった。 2015/07/14
Tohru Soma
1
もう一度基本に戻ろうと思い四月だからこそ読み返しました。 自分の思いを伝えられる教室、その思いに応えられる教室を。2015/04/09
ムーミン
1
助言者こそよき学び手でなければならない。……「助言」とは読んで字のごとく「ことばを添えて助ける」ということである。……その人はどう歩もうとしているかをとらえ、その人の歩みに寄り添い、その人の歩み方についてともに考えるという行為によって助言は可能になる。すでに有している自分のやり方を一方的に教えるということでは決してない。2015/04/05




