内容説明
本書は、2003年11月20日、21日の2日間、長崎大学環境科学部、淡江大学文学部及び醒吾技術学院(台北)の共催により淡江大学(台湾・淡水鎮)で開催された「文化と環境国際学術会議」に提出された原稿に基づく論文を収録したものである。
目次
第1部 環境哲学・思想(環境学の基礎学としての環境哲学―文理融合と複眼的思考法の形成;世代間倫理と持続可能性;孟子と荘子の環境に対する理解・態度 ほか)
第2部 文化環境(『長崎名勝図絵』の世界―近世長崎の挿絵資料;クルト・ジンガーの『鏡、刀、勾玉』を読む;史学と詩学のあわいに―出来事の語りにおける仮構性をめぐる考察 ほか)
第3部 環境政策・環境問題(環境政策における公衆参加制度の日米の比較;企業の環境問題への対応と課題;環境便益評価法における「カテゴリー・ミス」とCVMの展開可能性―消費者選択と市民選択の融合を求めて ほか)