目次
第1章 序論
第2章 文法化研究の歴史
第3章 メカニズム―再分析と類推
第4章 語用論的推論
第5章 一方向性の仮説
第6章 節内の形態論的変化
第7章 節と節の間に起る文法化
第8章 さらなる課題
著者等紹介
日野資成[ヒノスケナリ]
1954年、神奈川県生まれ。1977年、慶応義塾大学文学部国文学科卒業。1980年、上智大学文学部国文学科大学院博士前期課程修了、国語学で修士号取得。神奈川県立厚木高校等の国語教師を経て、1994年、アメリカ留学。1996年、ウィスコンシン州立大学マジソン校東アジア言語・文学学部大学院修士課程修了、日本語教育で修士号取得。2000年、ハワイ大学マノア校言語学部大学院博士課程修了、言語学で博士号取得。現在福岡女学院大学人文学部現代文化学科助教授。日本語学および日本語教育を教える。2001年度、文部科学省国際日本文化研究センター共同研究員
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感想・レビュー
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山がち
1
とにかく難しくて何を言っているのかわからない。再分析とメトミニーについて少し気になることがあって軽い気持ちで読んだのだけれども、正直心を折られたといっても良い。そもそも日本語とは異なる英語特に屈折語ばかりが取り上げられているせいで、言語変化のイメージがどうしてもつかみにくいのである。同じ品詞でもどうしても別のものに見えてしまうため、自立語が付属語になるという日本語では良くなされていると思われる説明ではどうしても納得できないというかあてはめることができない。とはいえ、これが日本語になっているのはありがたい。2014/01/18