目次
文字・ことば・人間
ことばのしくみと普遍性
漢字の成立
漢文を訓む
「かな」をよむ―平安時代女流文学の文字
歴史のなかのハングル―金誠一の手紙をよむ
江戸時代の異文化交流とことば
満州文字―文字の創生とその使い手の消滅、そして言語の消滅
タム文字の世界
インドの文字〔ほか〕
著者等紹介
池田紘一[イケダコウイチ]
九州大学文学部長
今西祐一郎[イマニシユウイチロウ]
九州大学。専攻は古代日本文学
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感想・レビュー
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kino
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アラビア展でアラビア文字のエキゾチックさに惹かれ、文字の歴史を書いた本が読みたくて図書館で借りてきました。アラビア文字だけでなく、亀甲文字やアルファベット、地図や認識論まで幅広くカバーされていて、めちゃくちゃ面白かったです。欲しい。 もともと大学の専攻に分かれる前の学生向けに教授陣が執筆したものだそうで、2002年初版だから今ではさらに研究が進んでいるものもあるかもしれません。 しかしなんという面白さ!文字を読むということの奥の深さよ。意味とは切り離せず、しかし芸術にもなる。ことばが先か思考が先か。2018/04/09