内容説明
本書は、アメリカ合衆国の原点とも言うべき、初期のニューイングランド植民の事情を検証するもの。個々の事実に焦点を当てて、当時の植民地の生の姿を浮き彫りにする。
目次
第1章 ニューイングランド植民地の誕生―アメリカ合衆国の原型はこうして作られた(アメリカ合衆国の暗くて明るい曙;ニューイングランド植民への道 ほか)
第2章 権力と自由との抗争―新しい体制への苦難の始動(些細な原因の大事件―牝豚事件;司政官への挑戦―ヒンガム事件)
第3章 群像・植民地を彩った人たち―歴史とは人の動きである(ウィンスロップの不仲の盟友―トーマス・ダドリー;植民地を股にかけた軍人―ジョン・アンダーヒル ほか)
第4章 犯罪と刑罰―体制に逆らう言動を犯罪と言う(罪―殺人、姦通、魔女、冒涜、窃盗、暴力、逃亡…、罰―絞首、笞打ち、足枷、烙印、耳の殺ぎ落とし…)
著者等紹介
山本周二[ヤマモトシュウジ]
大正13年(1924)長崎県生まれ。日本帝国陸軍、旧制専門学校を経て、南オレゴン大学・同大学院卒業、アメリカ文学・キリスト教文化を研究。久留米大学名誉教授(アメリカ文学・比較文化)。元南オレゴン大学客員教授(比較文学・比較文化論)
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