目次
せめぎ合う闇と光の交代劇
一本のねぎ
二日間の天国と地獄
高潔の受難者ドミートリイ
子供の群れ
魂のカウンセラーとしてのアリョーシャ
イヴァンと分身たち
誤れる裁判
ひとつの死、そして新たなる出発
二十一世紀への光芒―覚書的結語
著者等紹介
清水孝純[シミズタカヨシ]
1930年東京生れ。東京大学大学院比較文化比較文学博士課程終了、日本大学講師を経て、1969年九州大学助教授、1976年九州大学教授、1992年福岡大学教授、現在九州大学名誉教授。その間、1976年から78年にかけてパリを中心にヨーロッパ滞在、また1986年から87年にかけては旧ソ連に滞在。小林秀雄研究からドストエフスキー研究に入り、1982年『ドストエフスキー・ノート―『罪と罰』の世界』(九州大学出版会)により第一回池田健太郎賞受賞
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