内容説明
本書は、第1次世界大戦までのイギリス資本市場に関する研究において、旧来分析対象とされることの少なかった領域を、17世紀末からのイギリス資本市場の歴史的発展のなかで、分析しようとしたものである。
目次
第1章 国債投資とロンドン証券取引所の成立(国債発行の増大と起債制度の発展;形成・確立期の「金利生活者」層 ほか)
第2章 運河投資と運河会社(運河建設と会社発起;運河投資と運河株主 ほか)
第3章 鉄道投資と資本市場(会社発起と『株式応募者名簿』;鉄道投資の発展と応募・投資活動 ほか)
第4章 海外投資と裁定取引ネットワーク(国際資本市場としてのロンドン資本市場;裁定業者の出現と裁定取引ネットワーク ほか)
第5章 ジョビング・システムとその歴史的展開(ジョビング・システムの経済的役割;ジョビング・システムの確立・拡大過程 ほか)