目次
第1部 第一次大戦前のイギリス(「エドワード期」経済と関税改革論争;「土地貴族」の「株式・債権保有貴族」への転身過程;イギリス帝国主義財政と統治機構;自由党の政治基盤とグレイ外交;アイルランドの農業=土地政策と自治問題)
第2部 第一次大戦前のイギリス帝国とアメリカ(イギリス帝国経済の構造とポンド体制;インド金為替本位制の展開と在ロンドン資産;アメリカ鉄道投資の展開とイギリス海外投資;アメリカ対外通貨政策の展開とその歴史的特質;アメリカの産業・貿易構造と関税問題)
第3部 第一次大戦前のヨーロッパ大陸諸国(貿易収支「均衡」構造の崩壊と大戦前夜のフランス資本主義―保護貿易的高利貸帝国主義の動揺;ドイツ帝国主義と資本輸出;オーストリア・ハンガリー関税・貿易政策と対外決済危機;大戦前夜ロシア国際収支危機と「ヨーロッパ循環」の危機)