内容説明
本書は、公行政運動(the public administration movement)を、政治理論と思想史の観点から研究したものである。すなわち、本書は、行政に関する諸著作の理論的要素を検討・分析し、公行政運動の展開をアメリカ政治思想史の一章として提示しようとするものである。
目次
序章 回顧と展望
第1部 行政学の興隆(物質的およびイデオロギー的背景;詳説―運動・人・動機;科学的管理法と公行政)
第2部 政治哲学の諸問題(よき生活;行為の基準;誰が支配すべきか;権力の分立;集中対分散)
第3部 若干の基本概念―批判
(原理・組織の理論・科学的方法;節約と能率;結論―現在の諸傾向についての覚書)