映画の中にある如く

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  • サイズ B6判/ページ数 382p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784873764580
  • NDC分類 778.2
  • Cコード C0095

内容説明

映画の中には音楽が流れ文学が在り女優が輝き列車が走り人が生きている。映画を見ればわかることがたくさんある。

目次

第1章 美しき女優
第2章 音楽が流れる場所
第3章 戦後70年を過ぎて
第4章 ミニシアターからあふれ出る
第5章 鉄道、または辿りつくところ
第6章 映画の中の文学
第7章 西部劇が描くもの
第8章 暮しの中にある祈り
第9章 かくも興味深き映画監督
第10章 台湾に惹かれて

著者等紹介

川本三郎[カワモトサブロウ]
評論家。1944年東京生まれ。東京大学法学部卒業。91年『大正幻影』でサントリー学芸賞、97年『荷風と東京』で読売文学賞、2003年『林芙美子の昭和』で毎日出版文化賞、桑原武夫学芸賞、2012年『白秋望景』で伊藤整文学賞を受賞。本書『映画の中にある如く』のもととなった連載「映画を見ればわかること」では、キネマ旬報読者賞を7回受賞している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

踊る猫

28
淡白というか淡彩な文章を書く人だと思う。こちらの心に後々まで傷をつけるような文章ではない。下劣な、あるいは強烈な表現を「狙って」書く書き手ではない。だがその声は芯がありよく通る。ゆえに読み終えたら後に残るのは清々しさだ。この著者は本当にいろんな映画を観ている。クラシックから現在に息づく映画まで。女性に対して点がやや甘くなっているのはご愛嬌というやつだけれど、それでも見巧者としてのセンスや着眼は十二分に発揮されておりナメてかかることはできない。この著者を見習い、自分も日々アンテナを高く掲げて映画を鑑賞したい2022/04/12

もりくに

27
川本三郎さんは、最も信頼している映画評論家です。でも、彼の文章は、とても注意深く読む必要があります。なぜなら、彼は基本的に「悪口」を書かないので、褒め具合で作品の評価の判断を、しなければならないから。ただ、彼の褒め方は昨今の映画会社のお先棒の「映画ライター」の「よいしょ」とは、似て非なるものです。彼の書き方は、「レファランス(参照)」という方法だそうで、新しい映画を観た時、同じ手法の映画を思い出すということで、次々に映画のタイトルが出てきて、その作品世界、俳優のことが語られ、とても楽しい気分になります。2018/07/12

踊る猫

21
泣く子も黙る川本三郎氏のエッセイを纏まった読むのは実はこれが初めて。静かなる怒りが伝わって来る……と言えば言い過ぎだろうか。古い映画を愛する一方で『もらとりあむタマ子』や『ハッピーアワー』のような新作をいち早くチェックし、なるほど直接的に政治状況にコメントすることはしないものの鋭敏に映画から時代を読み取ろうと腐心していることが伺える。その姿勢には唸るしかない。新しい映画を観て感覚を磨き続けていた淀川長治と同じスピリットを持つ批評家の一冊だな、と思わされた。是非とも『舟を編む』『きみはいい子』を観てみたい!2018/06/14

koji

13
「キネマ旬報」連載コラムを纏めたもの。著名なコラム乍ら初読でしたが、すっかり填まりました。著者の映画評論スタイルは、一つは「細部から映画のなかに入り込む」。鉄道、音楽、猫等々。もう一つが「新しい映画を見た時、同じ手法の映画を思い出す」。石井裕也「舟を編む」から辞書作りの学者ゲイリー・クーパー演じる「教授と美女」を思い出すこと等々。細部への拘りと連想の面白さは、「ぼくの採点表」のレビューでも引用させて貰いました。唯本書の凄みはその奥にある「現代の深層で蠢く不気味さへの静かな抵抗」。川本さんは厳しい人なのです2021/06/12

更夜

6
『キネマ旬報』の人気連載。映画をキャストやストーリーだけでなく、大好きな鉄道に想いを馳せ、クラッシック音楽が映画の中に流れるとすぐさま反応する。そしてすべてを愛おしむように語ります。ただ優しいだけではこんな本は書けません。その芯にある映画を尊敬する気持、言葉を大事にする気持、知識経験が豊富でも映画を観て「粛然とする」という表現をされていますが、謙虚ながらも気骨ある凜とした姿勢はいつも見習いたいと思っています。言葉の使い方選び方もすばらしく上品。良い映画にはいつも「遠くを見るシーン」があるというのは納得。2021/04/28

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