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内容説明
『日本魅録』から4年…さらにディープに、さらに苛烈に、香川照之が綴る濃密な日々、再び。初の日本アカデミー賞授賞式から、渾身の「ゆれる」まで。西川美和監督による愛憎あふれる解説つき。
目次
2005年(アカデミック・アニマルの面々―3月下旬;社長をだせ!―4月上旬;ER24の面々(4月下旬;5月上旬) ほか)
2006年(「出口のない海」の面々―1月上旬;総括・二〇〇五年の面々―1月下旬;市川から遠く離れて―2月上旬 ほか)
2007年(スキヤキ・ウエスタンジャンゴ(3)―1月上旬
降旗法師と大作悟空―1月下旬
KEN―2月上旬 ほか)
著者等紹介
香川照之[カガワテルユキ]
1965年12月7日、東京都生まれ。89年に俳優デビュー。数多くの映画・ドラマに出演、「鬼が来た!」など海外作品にも精力的に参加している。また、09年から11年にかけて放送のNHKスペシャルドラマ『坂の上の雲』、10年のNHK大河ドラマ『龍馬伝』など多くのドラマにも出演。映画では「ゆれる」(06・西川美和監督)でキネマ旬報ベスト・テン助演男優賞、ヨコハマ映画祭主演男優賞など主演・助演を問わずに数多くの映画賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
5
『日本魅録』、待望の第2巻。書くことに対する憧れが、純粋な喜びとして一文一文に素直に表現されていた1巻に比べ、こなれてきた感のある第2巻は、やや饒舌さが窺えるものの、そこに描かれている俳優業や映画界に対する香川の真摯なまなざしは健在だ。それでいて、「意味の崇高な理論で説き伏せられることもある。でも本来、意味など私は欲していないのかもしれない。日々暗転する世界情勢や戦争や痛ましい事故比べれば、映画なんか本当に希薄な存在なのだ。意味がないものを、意味を持たずにやった時、(つづく)2010/07/07
にゃおん
4
何よりもいいのは、索引が付いていること。初めはお目当てのオダジョー絡みの箇所を読み、その後、通して読みました。2014/06/20
青葉麒麟
4
歌舞伎の名門出で東大卒で俳優やって文才がこんなにあるとは本当に凄い!!天才なんだね(⌒‐⌒)2011/11/05
青葉麒麟
3
前作よか一寸パワーダウンしたような気がするけれど、それでも充分に面白かった。本業の方が忙しいのに大したもんだよ。この時点で新井浩文に目をつけているとは見る目があるね。2013/10/10
katta
3
待ってましたの2巻目。前作で香川照之の途方もない文才を知ってから、首を長くして待っていた。最近の日本映画に出てないものが少ないほどの活躍ぶりだが、現場の雰囲気は役者の素顔、交遊録まで、やや喋りすぎとも思えるほどに語っていく。そのなかで、自分が歌舞伎役者の息子であることのジレンマや祖父が驚くほど自分と似ている事に驚くことなど、ああ、この俳優は本当にマゾで演ずることがすきなんだなあと思う。たいへん面白かった。2010/07/12