内容説明
小津安二郎はどのようにして映画と出会ったのか…小津映画の原点を探る画期的な評論集!新たに発見された中学時代の日記に記されたアメリカ映画との出会いを掘り起こし、かって書かれたことがなかった「小津映画の原点」を見つめる初めての小津安二郎論。
目次
序章 学舎の跡
第1章 東京から松阪へ
第2章 中学時代の日記
第3章 スポーツに親しむ―大正七年の日記から
第4章 寄宿舎の日々
第5章 映画への目覚め―大正十年の日記から
第6章 作品に見る中学生活
第7章 山ふところの村へ
第8章 「小津安二郎君の手紙」
終章 友情の碑