ケルトの風に吹かれて - 西欧の基層とやまとの出会い

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  • サイズ A5判/ページ数 203p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784873710174
  • NDC分類 702.03
  • Cコード C0070

感想・レビュー

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ヴェネツィア

317
ケルトの文化はコーンウォール、アイルランド、ブルターニュなどヨーロッパの辺境の地で現在も守られている。アイルランドを例に取れば、聖パトリックがこの地にキリスト教を布教したのは5世紀だが、ケルトの文化はそれよりも遥か古層にありながら今も絶えることがない。ジェイムズ・ジョイスにその伝承の典型を見ることができるように。ケルトの文化はヨーロッパの中心部の価値観とは根底的に違っているし、時には相反するものでさえある。あの奇想天外な伝説の数々と、不思議な螺旋模様に彩られた意匠、荒涼と風の吹きすさぶ中に佇むケルト十字。2018/07/03

ラム

1
「装飾的思考」(未読)の入門編として購入、25年ぶりに読了 今は亡き辻井喬との対談 辻井が鶴岡の著書に反応 ユーラシアの東西の果て、ケルトと日本を巡る対話  ケルト文化の独自性と普遍性 男権的印欧族の中で唯一「あわい」の領域に生きる 非文字性、言葉を秩序立ての道具とする西欧と乖離 帰着しない言葉 「渦巻模様」 不安の造形 形を作りながら形を拒否 文字と樹木、植物との近親性 人像主体のギリシャ・ローマ以降の西洋文明の対極 ハーン、ワイルド、ジョイス、ベケット、イェイツの系譜 当時のケルトブームを反映した対談2019/12/05

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