大井川鉄道 (復刻版)

大井川鉄道 (復刻版)

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  • サイズ B6判/ページ数 163p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784873662978
  • NDC分類 686.21
  • Cコード C0065

内容説明

大井川に沿って、川根の茶畑を行く大井川本線。そこにはSL急行「かわね路」をはじめ、由緒ある車両の活躍が見られる。また、ミニサイズの井川線車両も、他では見られない貴重な存在である。

目次

現在の車両(C11形(C11227)
C56形(C5644)
スイテ82形(821) ほか)
思い出車両(大井川鉄道の蒸気機関車;大井川本線の電車;大井川本線の電気機関車 ほか)
大井川鉄道あれこれ(国電の乗入れ;国鉄客車の乗入れ;多彩な大鉄(大井川鉄道)のイベント ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

えすてい

10
過疎地で、地域住民としての足で運賃収入を得るのはこの当時から厳しかった。大井川本線では車内に自販機を設置し、電車列車はワンマン化。頼みの綱はSLと小田急SSEの動態保存運転。井川線も観光鉄道としての活路。しかし、金谷駅で国鉄との連絡線を撤去してしまったのは何故なのか。国鉄と線路がつながっていれば、かつてのように国鉄の乗り入れとかでもっとできたのにね。国鉄と線路がつながっているメリットやコストが見合わなかったのかな?2021/04/22

えすてい

8
大井川本線の電車は、この時代は小田急SSE以外は全て吊りかけ。北陸鉄道(アルミ)や岳南鉄道(ステンレス)の近代的な軽量車体の車両も足回りは旧式。北陸鉄道の車両には電圧の違いから電装解除して小田急車(吊りかけ)のトレーラーになった車両もある。井川線はまだプッシュプルになる前。DD20牽引列車もいちいち機回しが必要だった。地域的には厳しい環境下だが、まだどこか長閑な車両運用が見られた時代。井川線の1区間だけのミニSL運転も、今では見られない。表紙のSLにはサンタのヘッドマーク。1985年12月撮影とのこと。2021/04/28

えすてい

6
井川線車両は軽便鉄道級ながら自動ブレーキを完備。かつて軽便鉄道では客車や貨車は空気制動を装備せずハンドブレーキのみというのが少なくなかったが(機関車も空気制動未搭載も結構あった)、井川線は勾配がきついのもあるから、空気制動はDB1形のような小型機関車から貨車まで必須で、客車にも最初から搭載し、ブレーキホースや電気のジャンパ栓も装備して引き通されていたのだろう。2020/02/12

えすてい

5
過疎地域で経営は厳しく決して先進的な車両を導入できる金的な余裕はないが、大井川本線は「動態保存」の意味合いが強い。井川線はアプト式開業前だがDD20やスロフ300の増備に意欲的。井川線は独自規格なので譲渡車を入れられず自社で発注するしかない。私鉄の車両シリーズで撮影ガイドのページが設けられているのはこの大井川鉄道が唯一。大井川や茶畑とともに「画になる」写真のポイントが他の私鉄の車両シリーズと一味違う。2020/02/07

えすてい

0
「私鉄の車両」シリーズで、当時現役のSL・旧型客車が紹介されているのは大井川鉄道のみ。また、井川線ではアプト式・クハ600形総括制御になる前のことであり、同時最新鋭機関車だったDD20牽引列車の他、DB1形が客車列車を井川線本線上で牽引する写真もある。客車は現在の主力スロフ300形の他もっとバラエティに富んでいた。ただし、長島ダム開発によるアプト式の計画はこの当時で既にあることが明記されていて、井川線近代化への過渡期をうかがい知ることができる。

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