感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
むらきち
11
発動機オタクにはたまらない一冊でした。時系列が行ったり来たり、会社の経営の話になったりと、まとまり感がないのですが、それでも傑作エンジン「栄」や「誉」を作り出した本人たちの文章は、生々しい開発の現場を伝えています。他国との技術差を埋めようと、必死になって、本当に死者を出しながら作り出された「誉」は、研ぎ澄まされた刀のようなエンジンです。ただ、使う日本に「誉」の力を引き出せるオイルも高オクタン燃料も無く、もて余してしまった。戦争に使う発動機としていろんな意見がありますが、自分はそのように思います。2016/02/18
どすきん
1
旧版も読む。2016/07/25