内容説明
東日本大震災のあと、初めて福島を訪問し、ためらい、とまどう大学生たち。しかし、地元の人たちのお話を傾聴することで、自分を見直し、自らの役割に気がついていく。足掛け9年にわたる大学生たちの活動を見つめたドキュメント。
目次
東日本大震災から9年(2011年~2019年)
第1部 震災直後の福島(2011年)(震災直後の衝撃―第1回調査活動記;苦悩と分析―第2回調査活動記)
第2部 復興への模索(2012年~2015年)(傷跡は深く―2012年の調査活動記;復興への第一歩―2013年の調査活動記;地域振興への模索―南相馬市の歩み;混迷と希望と―2014年の調査活動記;復興の分岐点―015年の調査活動記)
第3部 新たな課題―住民帰還へ向けて(2016年~)(帰還を目指して―第12回調査活動記2016年;福島第一原発の今―第13回調査活動記2017年;復興まであと何年?―2018年の調査活動記;ふくしまの未来を―第16回調査活動記2019年)
大学生がみた福島
著者等紹介
橋口勝利[ハシグチカツトシ]
1975年、大阪府泉佐野市に生まれる。大阪明星学園で中学・高校時代を過ごし、京都大学経済学部卒業後、京都大学大学院博士後期課程を修了。経済学博士(京都大学)。京都橘女子大学文化政策学部ティーチングアシスタント、日本学術振興会特別研究員などを経て、関西大学政策創造学部教授。2017年、中小企業研究奨励賞準賞および政治経済学・経済史学会賞受賞など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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