内容説明
北京官話の新資料。19世紀末、1人の日本人外交官の手による全378章からなる北京官話テキスト。今、私たちは、北京官話の資料として『語言自迩集』に匹敵する極めて質の高い資料を手にしたことになる。
目次
再び“〓”に関わることがら
『北京官話全編』における人称代詞
『北京官話全編』における強調を示す補語表現について―兼ねて“狠”から“很”への変化に関わる問題を論ず
類似表現に於ける『北京官話全編』と『児女英雄傳』の違いについて
『北京官話全編』の語気詞体系
『北京官話全編』に記述された児化語彙について
『北京官話全編』言語の諸相
『北京官話全編』の副詞
『北京官話全編』に於ける“5着”の用法に関して
『北京官話全編』に見る文(節)末の振る舞い―“VP+去(go)”形式の固定化と“去”の機能語化〔ほか〕
著者等紹介
内田慶市[ウチダケイイチ]
1951年福井県生まれ。関西大学外国語学部、大学院東アジア文化研究科教授。博士(文学)・博士(文化交渉学)専攻は中国語学、文化交渉学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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