目次
序章(グローバル時代と移動する人びと;アメリカと難民;アメリカのモン族難民・イラク難民をめぐる研究史;本書の構成)
第1章 アメリカの難民への対応(移民の国アメリカの理念と現実;冷戦の構図の中での難民受け入れ;難民法の制定をめぐる展開;アメリカ社会と難民の確執)
第2章 インドシナ戦争とモン族難民(インドシナ戦争終結と難民;モン族難民受け入れをめぐる確執;多文化主義アメリカの中でのモン族;モン族難民が残した課題)
第3章 イラク戦争と難民(アラブ系コミュニティの形成;イラク戦争と対米協力者;イラク難民受け入れをめぐる確執;イラク難民が示す新たな課題)
終章 多様性が紡がれる社会(難民をめぐる制度設計;複数の顔を持つ難民;難民と移民の再統合;日本で難民の権利を考えるために)
著者等紹介
大津留(北川)智恵子[オオツルキタガワチエコ]
関西大学法学部教授。1981年東京外国語大学卒業、1983年米国ジョンズ・ホプキンス大学SAIS修了(M.A.)、1984年東京大学大学院社会学研究科修士課程修了(国際学修士)、1987年同大学大学院総合文化研究科博士課程中退。1987年大阪教育大学講師、1996年国立民族学博物館地域研究企画交流センター助教授、2002年より現職。主な研究分野はアメリカ政治・外交、特に議会研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。