内容説明
５千年にわたる技術の歴史を文化史の視点より記述。５人の著者の長年にわたる実施調査の成果をまとめ、数々の技術の発祥と発展を解明する。
目次
プロローグ 居庸関の六体石経
１編 揚水水車（ローマのノーリア；中国の筒車と龍骨水車；水軍の起源）
２編 チャリオット（岩絵に残された古代の『車』の技術；オリエントとヨーロッパのチャリオット；東洋のチャリオット；チャリオットの轍と鉄道のゲージ）
３編 日本の巨木文明（縄文時代の巨木文明；巨木立柱信仰と巨木文明の残照）
４編 世界の巨石文明（欧州；オリエント；東アジアと西アジア；中南米）
５編 技術は一日にして成らず（文字の窓よりみた技術文化史；原動機の歴史の流れにおけるディーゼル・エンジン；主要機械要素 歯車と軸受の発展史）
エピローグ 技術文化史通史
著者等紹介
下間頼一［シモツマヨリカズ］
雅号・竹舟。１９２６年生。工学博士（旧制・京都大学）。１９５０年京都大学工学部機械工学科卒。１９５８年同大学大学院（旧制・工学研究科）退学。関西大学専任講師。１９５９年関西大学助教授。１９６２年関西大学教授。１９９５年関西大学名誉教授。２００７年瑞寶中綬章を授与される。日本機械学会名誉員、日本技術史教育学会顧問
緒方正則［オガタマサノリ］
雅号・游雅。１９４９年生。工学修士。１９７３年関西大学工学部機械工学科卒。１９７５年関西大学大学院工学研究科修了。関西大学工学部機械工学科助手。２０００年関西大学工学部機械工学科専任講師。１９９９年日本機械学会技術と社会部門優秀講演論文賞受賞（連名）。２００５年日本技術史教育学会講演論文賞受賞（単独）。日本機械学会機械遺産委員会２００７‐２００９年度委員長。日本機械学会技術と社会部門２０１０年度副部門長、２０１１年度部門長
中辻武［ナカツジタケシ］
１９５１年生。博士（工学）（関西大学）。１９７５年関西大学工学部機械工学科卒。１９８０年同大学院（工学研究科）単位修得後退学。関西大学工学部助手。１９８２年神戸高専講師。１９８５年神戸高専助教授。１９９８年神戸高専教授（２００３年４月より副校長を４年間務め、現在は機械工学科学科長）。日本機械学会、日本トライボロジー学会、日本技術史教育学会、日本高専学会、日本工学教育協会の正員
小沢康美［オザワヤスミ］
１９５１年生。博士（工学）（大阪大学）。１９７６年関西大学工学部管理工学科卒。１９８３年関西大学大学院工学研究科機械工学専攻博士課程単位取得満期退学。福井工業大学講師、工学部機械工学科。１９９０年福井工業大学助教授、工学部機械工学科。１９９９年福井工業大学教授、工学部機械工学科。日本機械学会正員、日本トライボロジー学会正員、日本技術史教育学会正員、日本ロボット学会正員
塩津宣子［シオツノブコ］
１９３７年生。１９５６年親和女子高等学校卒。日商（株）（現・双実（株））入社。１９６０年夫と共にテヘラン駐在。１９９５年よりエジプト・イラク・アルジェリアなど技術文化史遺跡調査多数。１９９８年煎茶道松月流家元師範取得（茶名・宣翠）。２００５年神戸ポートピアホテルにて全国大会茶会を主催。２０１１年西アフリカガーナにて、野口英世記念公園開園に際し記念茶会を主催。日本技術史教育学会正員、技術文化史研究会幹事（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
