感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
魂の叫び
6
初めて借りました。う〜ん、特に印象的なのが第六章 未来へ の中の「オーストラリア視察」と「スタンスは私たちがつくる」を読んだ時。外国の良い方法は採り入れた方がいいのにね。それもわかりやすくシンプルにギラード首相が伝える。国民のために国がある。日本は国(政治家や官僚)のために国民から税金をむしりとる。日本の政治家や官僚は国民第一を考えた方がいい。2015/09/11
書痴楽
1
どの被災自治体の首長が著した(本書は聞き取り形式で、著者自身実際に書いてはない)本と同様、表向きは震災のむごさと町の復興の困難さについて読み手の涙を誘おうとしているが、実際には大衆心理を巧みに操作して自身の言動を正当化しようとしている面がある。その根拠として、著者は震災・復興の経過については充分に述べているが、それに反比例して総括の部分がかなり少ないということがある。更に、著者略歴の最後に2013年の選挙で新人候補を破り三選を果たしたとあるが、これは著者自身、新人候補がよほどの脅威であったことがうかがえる2014/06/13
100名山
0
3.11遺構のイベントに石巻市門脇町を2011年9月に訪れた際に宿泊したのが、南三陸町の高台立つホテル観洋でした。これを含めて3回門脇町と南三陸町を訪れています。昨年は女川町にも立ち寄りました。本書は石田治氏が佐藤仁町長から聞き取った話を記述したものでしょうが、非常に読みやすいです。マスコミだけでは見えてこない事情を知ることができます。2015/01/05