内容説明
広く市民に歌われたご当地ソングの謎を追った「流行歌『ミス・仙台』」のほか、「市民が愛した仙台四郎」「東北帝国大学の誕生」「進駐軍の命により」など5話を収録、「仙台万華鏡」では仙台に競馬場があった話、仙台空襲の状況などを紹介している。
目次
市民が愛した仙台四郎
賊軍にされた戊辰戦争
東北帝国大学の誕生
大正時代を歩いてみた
流行歌「ミス・仙台」
進駐軍の命により
仙台万華鏡
著者等紹介
石澤友隆[イシザワトモタカ]
昭和9年、仙台市に生まれる。昭和33年早稲田大学卒業と同時に河北新報社入社、長いこと記者を務め、平成6年3月広報局長を最後に定年退職。河北新報社社友(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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yyrn
20
仙台に生まれて60年近くにもなるのに、この本には私の知らない魅力あふれる(明治大正昭和前期の)杜の都・学都仙台の姿があった。市電や軽便鉄道が走っていた市内の賑わいやそこに集う様々な職業の人々の姿とか広瀬川にもケタの低い(増水ですぐ流される)板の橋が架かっていた等々。戦争の不安さえなければタイムリープしたいくらいだが、夏は暑いか。暑いだろうなあ、扇風機しかない世界はw。▼著者は地元紙の河北新報社の元記者で退職後は関連紙で投稿コーナーを担当し、そこに集まる読者からの様々な思い出話を情報源に⇒2022/07/31
さんつきくん
1
戦前に流行った「ミス仙台」を中心に仙台のことを詳しく調べ上げた書。戊辰戦争と仙台藩。東北大学と某財閥の寄付金。「ミス仙台」はさとう宗幸「青葉城恋唄」がでるまで仙台のご当地ソングとして、有名だったらしい。戦前に出来た曲だけあって歴史は深く、数奇な運命にも左右されていて、とても興味深く読めた一冊だった。2012/10/18
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