忘れかけの街・仙台―昭和４０年頃、そして今

河北新報出版センター【編】

河北アド・センター（2005/04発売）

• サイズ A5判／ページ数 231p／高さ 21cm
• 商品コード 9784873411897
• NDC分類 291.23
• Cコード C0025

出版社内容情報

８刷増刷
仙台はこんなに変わった！
東一番丁や青葉通などの市街地から小出、今市など郊外まで105の街の今昔を昭和40年ごろと最近の写真で見る。街の歴史をつづった文章とともにノスタルジックな世界にいざなう。

青葉区--------------
芭蕉の辻/国分町/大町/新伝馬町/名掛丁/東一番丁/森徳横丁/虎屋横丁/東二番丁/勾当台通/定禅寺通/常盤丁/本櫓丁/立町/肴町/広瀬通/細横丁/木町通/青葉通/文化横丁/南町/南町通/片平丁/柳町/道場小路/北目町/上染師町/猿曵丁/清水小路/土樋/米ヶ袋/霊屋下/大仏前/花京院通/茂市ヶ坂/掃部丁・末無掃部丁/錦町/光禅寺通/外記丁/北鍛冶町/支倉町/堤町/北山町/長者荘/半子町/新坂通/土橋通/江戸町/八幡町/鰻坂/山上清水/中島丁/北五十人町/切通町/滝前丁/川内三十人町/川内亀岡町/川内大工町/宮町/袖振丁/旅篭町/福沢/中江
宮城野区--------------
二十人町/鉄砲町/二十人町通/五輪/宮城野/清水沼/原町の横丁/苦竹/天環前/案内/安養寺/今市
若林区--------------
新寺小路/連坊小路/荒町/姉歯横丁/穀町/石名坂/南染師町/堰場/河原町/桃源院東/行人塚/柴田町/木の下/南小泉（古城周辺）/南小泉（一本杉周辺）/七郷/六郷
太白区--------------
越路/木場/長町西浦/長町/門前/福聚院前/鹿野/矢流/西多賀/八木山（神社前）/八木山（動物公園前）/小出/中田

内容説明

平成１７年は昭和４０年から数えて４０年目。東一番丁、青葉通など仙台の市街地から生出、今市など郊外まで１０５の街や街路の昭和４０年ごろと最近の写真を比較掲載。文章ではその街の歴史も紹介。

目次

現・青葉区（芭蕉の辻―仙台藩の街づくりの中心；国分町―豪商の町から大歓楽街へ　ほか）
現・宮城野区（二十人町―武功あげた鉄砲組衆の町；鉄砲町―姿を消しつつある古い家　ほか）
現・若林区（新寺小路―道路拡幅前は静かな寺町；連坊小路―道幅広がり街並みも一新　ほか）
現・太白区（越路―開府以前からの幹線道路；木場―堀が語る木材集積場の昔　ほか）

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[moonanddai]

おそらくこの本の企画をした人は、相当喜々として取り組んだのではないかと思います。昭和40年ころに撮られた写真の場所を見つけるなんて、街を歩き回る人には楽しかったでしょう。でも、過去と現在というか40年後の写真を並べて、なんとなく感じることは、「人」が写っていない…。昔の写真にはそこかしこに通行人の人がいるのに、今の写真には滅法少ない…。写真の撮り方、時間ですとかプライバシーの問題ですとか、あるのかもしれませんが、何か家と車だけの街では「忘れかけ」られるのかもしれません…。

2019/02/06

[やぎママ]

私の故郷・仙台～昭和40年は私がまだ3才ですが、思い出に残る風景や、町名、通りの名の由来、歴史が書かれていて、あまりの懐かしさに涙が出そうになる。昭和40年と平成24年の写真が比較掲載されていますが、現在平成30年の仙台は震災後さらに変貌をとげています。今度仙台に行くときには、同じポイントを写真に収めてさらに比較したいと、密かに燃えています(笑）

2018/06/03

[m]

図書館のリサイクル本。1965年頃と2005年の定点観測。意外と道の幅が変わっていなかったり、建物の名残があって面白い。

2021/03/16

[でおでお]

かつて15年暮らした仙台。僕の知らない昔(1965年)の写真と現在(2005年)の写真を同じアングルで撮影するという試みが面白い。伊達政宗が仙台に居を定める前の街道であった東街道のルートが実感として分かった。

2010/06/24

[紺色の風書]

その昔の仙台を知る事が出来たのは良かった。