内容説明
本書は、従来の漢訳系統の翻訳や注釈の参照を意識的に避け、サンスクリットの原文そのものから、梵英辞典とサンスクリット文法とを基準とし、道元禅師の仏教思想を拠り所としながら直接日本語に翻訳したものであります。
目次
確かな事実に関する検証
「行った」、「まだ行っていない」に関する検証
眼その他の感覚器官に関する検証
集合体に関する検証
物質的な要素に関する検証
興奮と感受されたものとの融合に関する検証
綜合的な客観世界に関する検証
行為と動作との融合に関する検証
瞬前に関する検証
炎と燃焼との融合に関する検証〔ほか〕
著者等紹介
西嶋和夫[ニシジマカズオ]
1919年11月、横浜に生まれる。東京府立五中、旧制静岡高校を経て、1946年9月、東大法学部法律学科卒、大蔵省、日本証券金融(株)常任監査役、(株)井田両国堂顧問、東方学院講師を経て、現在自宅において仏教思想の普及活動を継続中。1940年10月、栃木県大中寺において沢木興道老師と相見。爾来1965年12月の同師御他界まで、引きつづき同師の御慈教を受く。1973年12月、丹羽廉芳老師のもとで出家、法名愚道和夫。1977年2月法戦式、同年12月嗣法。曹洞宗宗寿寺住職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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