デトネーション現象

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  • サイズ B5判/ページ数 277p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784873266978
  • NDC分類 575.1
  • Cコード C3053

出版社内容情報

デトネーション研究を長年リードしてきたJohn H.S.Lee(カナダ McGill大学)による“The Detonation Phenomenon"(Cambridge University Press, 2008年)を抄訳。
爆発的な燃焼現象であるデトネーション(爆轟)現象を定量的・定性的に記述し、物理的側面を丁寧に解説しており、これから系統的に「デトネーションとは何か」を学ぼうという読者には最適です。
近年活発に進められているデトネーションの推進工学分野等への応用研究、エンジンの開発、水素の利用、工場・倉庫等における爆発事故防止のためにも、本書の内容は必須の基礎知識です。

●第1章 はじめに
デフラグレーションとデトネーション/ デトネーション現象の発見/ チャップマン-ジュゲ理論/ デトネーション構造/ デトネーション生成物の動力学/ デトネーション面の安定性/ 境界条件の影響/ デフラグレーション・デトネーション遷移(DDT:deflagration-to-detonation transition)/ 直接起爆/ 未解決の問題

●第2章 デトネーションとデフラグレーションの気体力学理論
基礎方程式/ レイリー線とユゴニオ曲線/ 接点(チャップマン-ジュゲ:CJ)解/ ユゴニオ曲線に沿ったエントロピーの変化/ 燃焼波後方における流れの条件/ チャップマン-ジュゲ判定基準/ ランキン-ユゴニオ関係式/ デフラグレーション

●第3章 デトネーション生成物の動力学
基礎方程式/ 発散する円筒面・球面CJデトネーション/ 発散するデトネーションの後方におけるピストンの運動/ 不均一媒体内の発散デトネーション

●第4章 デトネーションの層流構造
理想気体に対するZND構造/ 病的な(pathological)デトネーション/ 非理想デトネーション

●第5章 不安定デトネーション:実験的観測
スピンデトネーション現象/ スピンデトネーションのManson-Taylor-Fay-Chu音響理論/ スピンデトネーション面の構造/ 多頭デトネーション/ 他の断面形状の管におけるセル状構造/ セルサイズと化学

●第6章 デフラグレーション・デトネーション遷移(DDT:deflagration-to-detonation transition)
デフラグレーション波の気体力学/ 遷移現象の特徴/ 火炎加速機構/ デトネーションの発現/ デフラグレーション・デトネーション遷移に対する判定基準

●第7章 デトネーションの直接起爆
ブラスト起爆(実験的観測)/ ブラスト起爆の数値シミュレーション/ 臨界管直径/ 直接起爆のための他の方法/ ブラスト起爆の理論/ SWACER機構

John H. S. Lee[ジョン エイチ エス リー]
著・文・その他

笠原次郎[カサハラジロウ]
翻訳

前田慎市[マエダシンイチ]
翻訳

遠藤琢磨[エンドウタクマ]
翻訳

笠原裕子[カサハラヒロコ]
翻訳

内容説明

この本では爆発性物質中を伝播するデトネーションを扱う。熱力学と流体力学の予備知識を持ったエンジニアや大学院生の方々を主な対象とするが、現象の大部分を定性的に記述し、物理的な側面を丁寧に説明するので、より広く、多くの方に手にとっていただくことができると信じる。はじめの章では、理想的なデトネーションの古典的理論を記述する。これらの理論によって、デトネーションの伝播速度、デトネーションの前後の気体の物理特性、デトネーションの伝播速度、デトネーションの前後の気体の物理特性、デトネーションそれ自体の内部の流体物理量の分布を決定できる。多数の実験結果と多次元の数値計算結果も示し、混合気を充填する容器のデトネーション波の伝播への影響を議論する。最後に、デトネーション波の多様な形成過程や、デトネーション研究における重要問題と今後の方向性を示す。

目次

1 はじめに
2 デトネーションとデフラグレーションの気体力学理論
3 デトネーション生成物の動力学
4 デトネーションの層流構造
5 不安定デトネーション:実験的観測
6 デフラグレーション・デトネーション遷移(DDT:deflagration‐to‐detonation transition)
7 デトネーションの直接起爆

著者等紹介

Lee,John H.S.[LEE,JOHN H.S.] [Lee,John H.S.]
博士。McGill大学機械工学科教授。燃焼学、デトネーション‐衝撃波物理、爆発動力学に関する学術領域での40年にわたる基礎・応用研究で世界的に顕著な業績を有する。1960年代後半以降、爆発危険性・安全性に関する多数の政府・企業諮問委員会委員を歴任。爆発とデトネーション現象の基礎と応用への顕著な貢献に対して国際燃焼学会からsilver medal(1980)、ポーランド科学アカデミーからDionizy Smolenski Medal(1980)、Numa Manson gold medal(1991)を授与され、Faculty Outstanding Teaching Awardを2度受賞し(1989、1995)、中国科学アカデミーthe Institute of Mechanics名誉教授に選出され(2003)、香港工科大学からOutstanding Alumni Award(2003)を授与されている。カナダ王立協会Fellow

笠原次郎[カサハラジロウ]
1967年生まれ、大阪府出身、1997年名古屋大学大学院工学研究科航空宇宙工学専攻博士後期課程修了(博士(工学))、日本学術振興会特別研究員、(PD)、1999年室蘭工業大学機械システム工学科助手、2003年筑波大学機能工学系講師、2007年同システム情報工学研究科准教授を経て、2013年より名古屋大学大学院工学研究科教授

前田慎市[マエダシンイチ]
1982年生まれ、兵庫県出身、2012年筑波大学大学院システム情報工学研究科構造エネルギー工学専攻博士後期課程修了(博士(工学))、日本学術振興会特別研究員(PD)を経て、2013年より埼玉大学研究機構助教

遠藤琢磨[エンドウタクマ]
1962年生まれ、東京都出身、1990年大阪大学大学院工学研究科電磁エネルギー工学専攻博士後期課程修了(工学博士)、1989年日本学術振興会特別研究員(DC、PD)、1991年財団法人レーザー技術総合研究所研究員、1994年名古屋大学助手、1996年名古屋大学助教授、2003年広島大学助教授・准教授を経て、2009年より広島大学教授

笠原裕子[カサハラヒロコ]
1971年生まれ、岡山県出身、1995年University of Kent,Faculty of Social Sciences卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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