内容説明
改善から革新へ―次世代型化学工場構築の軌跡。
目次
第1章 生産革新の序奏―網干工場操業管理システムの導入(生産部の仕事とは;二つの特命テーマ ほか)
第2章 生産革新の取り組み(工場将来構想の提案;若手メンバー(8人の侍)による勉強会“Forward会” ほか)
第3章 生産革新~統合後の取り組み―全社展開、業務革新へ(全体最適のための業務革新―全社ビジネスフローを見直す;業務革新室を新設 ほか)
解説―ダイセル式生産革新について(生産革新の必要性;「ダイセル方式」の切り口 ほか)
著者等紹介
松島茂[マツシマシゲル]
1949年生まれ。1973年東京大学法学部卒業。通商産業省入省。1998年工業技術院審議官。1999年中部通商産業局長。2001年法政大学経営学部教授。2008年東京理科大学大学院イノベーション研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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もよ
9
タイトル通り、どういう風にして「ダイセル式生産革新」と呼ばれる企業内の大規模な改革が内発的に始まり、実行されたか、インタビュー形式で分かります。関係した方々の熱い想いが伝わってきます。良書です。 一方、「ダイセル式」が何なのかは、実は読んでも(後ろにまとめて書いてあるけれども)分かりにくく、それを期待するとガッカリするかもしれません。2016/03/30
凪
3
仕事での参考図書。当社が採る手法としてはきっと一番とっつきやすい、参考にした理由もわかる。ただ、ここまでやる気を全社に広げることが出来るのか、もうそんなこと受け入れる元気もないのではないか、どうしてそんな空気が充満しているのか。本気で調べて対策しない限り、また中途半端な改革となって、ついていける人、ついていけない人を生み出しそう、というのが素直な感想。これを渡してくれたリーダーに臆せず言えれば、変わるのだろうか…2022/06/26
らる
3
生産性3倍、従業員60%減…等、圧倒的効果を挙げたダイセルの生産革新。華々しい結果の影にはやはり、強い熱意、計画性、地道な積み重ねがある事を知った。2019/03/02
焼きそばん
3
化学系の会社では、トヨタ以上に画期的な仕事のやり方であるダイセル式生産革新を、当時の関係者の証言からその成り立ちが語られます。公開情報が少ない中、とっても勉強になる一冊でおすすめです。2016/01/19
Daiji
1
今度,ダイセルさんにお邪魔しようかと・・・2017/01/19