出版社内容情報
本書はマイクロサービスを実際にどのように運用するかに焦点を当てた解説書。
内容説明
UberのSRE(サイト信頼性エンジニア、サイトリライアビリティエンジニア)として、マイクロサービスの本番対応力向上を担当していた著者が、その取り組みから得られた知見をまとめた書籍です。モノリス(一枚岩)を複数のマイクロサービスに分割した後に、安定性、信頼性、スケーラビリティ、耐障害性、パフォーマンス、監視、ドキュメント、大惨事対応を備えたシステムにするために必要な原則と標準に焦点を当て、本番対応力のあるマイクロサービスを構築する手法を紹介します。本書で採用している原則と標準は、マイクロサービスだけでなく多くのサービスやアプリケーションの改善にも威力を発揮します。
目次
1章 マイクロサービス
2章 本番対応
3章 安定性と信頼性
4章 スケーラビリティとパフォーマンス
5章 耐障害性と大惨事対応
6章 監視
7章 ドキュメントと組織的な理解
付録A 本番対応のチェックリスト
付録B マイクロサービスの評価基準
著者等紹介
ファウラー,スーザン・J.[ファウラー,スーザンJ.] [Fowler,Susan J.]
Uber TechnologiesのSREで、Uberのすべてのマイクロサービスを対象として本番対応向上の取り組みを指導したり、ビジネスクリティカルなチームの一員となってそのチームのサービスを本番対応に引き上げるための具体的な作業を行ったりしている。Uberに入社する前は、いくつかの小規模なスタートアップでアプリケーションプラットフォームとインフラストラクチャの仕事をしていた。さらにその前は、ペンシルバニア大学で分子物理学を専攻し、超対称性粒子を探したり、ATLAS、CMS検出器のためのハードウェアを設計したりしていた
佐藤直生[サトウナオキ]
日本オラクル株式会社における、Java EEアプリケーションサーバやミドルウェアのテクノロジーエバンジェリストとしての経験を経て、現在は日本マイクロソフト株式会社で、パブリッククラウドプラットフォーム「Microsoft Azure」のテクノロジスト/エバンジェリストとして活動
長尾高弘[ナガオタカヒロ]
1960年生まれ。東京大学教育学部卒。1987年頃からアルバイトで技術翻訳を始め、その年の暮れには会社を辞めてしまう。1988年に(株)エーピーラボに入社し、取締役として97年まで在籍する。1997年に(株)ロングテールを設立し、社長に就任して現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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