出版社内容情報
問題解決、性能改善という、エンジニアの2つの大きな要求のためどのアルゴリズムを使うべきか、性能を向上させる方法などを説明。ロングセラー『アルゴリズムクイックリファレンス』待望の改訂!
2010年に発刊以来、増刷を重ねるロングセラーの改訂版です。理論だけでなく実践的側面を重視した、バランスのよいアルゴリズムの解説書として認知されていた第1版を全面的に改訂。適切な問題解決、性能改善という、エンジニアの2つの大きな要求に応えるため、どのアルゴリズムを使うべきか、どう実装するのか、さらに性能を向上させる方法はあるのかを説明します。フォーチュン走査法、マージソート、マルチスレッドクイックソート、AVL平衡二分木実装、R木と四分木などの新たなアルゴリズムも追加されています。
George T. Heineman[ジョージ T ハイネマン]
Gary Pollice[ゲイリー ポリス]
Stanley Selkow[スタンリー セルコワ]
黒川 利明[クロカワ トシアキ]
黒川 洋[クロカワ ヒロシ]
内容説明
実践的側面を重視した、新しいタイプのアルゴリズム事典。どのアルゴリズムを使うべきか、どう実装するのか、さらに性能を向上させる方法はあるのかを解説。主要な40余りのアルゴリズムを網羅し、C、C++、Java、Pythonでの実装例を示す。改訂版では、フォーチュンアルゴリズム、マージソート、マルチスレッドクイックソート、AVL平衡二分木、R木と四分木などの新たなアルゴリズムを追加。
目次
1章 アルゴリズムで考える
2章 アルゴリズムの数学
3章 アルゴリズムの構成要素
4章 整列アルゴリズム
5章 探索
6章 グラフアルゴリズム
7章 AIにおける経路探索
8章 ネットワークフローアルゴリズム
9章 計算幾何学
10章 空間木構造
11章 新たな分類のアルゴリズム
12章 結び:アルゴリズムの諸原則
著者等紹介
ハイネマン,ジョージ・T.[ハイネマン,ジョージT.] [Heineman,George T.]
ウースター工科大学(Worcester Polytechnic Institute:WPI)のコンピュータサイエンスの准教授。研究対象はソフトウェア工学『Component‐Based Software Engineering:Putting the Pieces Together』(Addison‐Wesley、2005年)の共同編集者でもある。パズル愛好者
ポリス,ゲイリー[ポリス,ゲイリー] [Pollice,Gary]
ウースター工科大学の元教授。2015年に引退し、エクアドルのクエンカの自宅からオンライン講座を1つ受け持っている
セルコワ,スタンリー[セルコワ,スタンリー] [Selkow,Stanley]
ウースター工科大学のコンピュータサイエンスの教授。1965年のカーネギー工科大学からの電気工学の修士、また1970年に同じく電気工学の博士号をペンシルバニア大学から取得した。1968年から1970年までは、メリーランド州ベセスダの国立衛生研究所で、公衆衛生サービスに関わっていた。1970年以降は、テネシー州ノクスビル、モントリオール、重慶、ローザンヌ、パリの大学を転々とする。グラフ理論とアルゴリズムデザインが主な研究テーマ
黒川利明[クロカワトシアキ]
1972年、東京大学教養学部基礎科学科卒。東芝(株)、新世代コンピュータ技術開発機構、日本IBM、(株)CSK(現SCSK(株))、金沢工業大学を経て、2013年よりデザイン思考教育研究所主宰。過去に文部科学省科学技術政策研究所客員研究官として、ICT人材育成やビッグデータ、クラウド・コンピューティングに関わり、現在情報規格調査会SC22 C#、CLI、スクリプト系言語SG主査として、C#、CLI、ECMAScript、JSONなどのJIS作成、標準化に携わっている
黒川洋[クロカワヒロシ]
東京大学工学部卒業。同大学院修士課程修了。日本アイ・ビー・エム(株)ソフトウェア開発研究所を経て、現在は株式会社Fablicに勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。