内容説明
Web APIの設計、開発、運用についての解説書。本書ではAPIをどのように設計し運用すればより効果的なのか、ありがちな罠や落とし穴を避けるにはどういう点に気をつけなければいけないのかを明らかにします。ターゲットは、URIにアクセスするとXMLやJSONなどのデータが返ってくるシンプルなタイプ―XML over HTTP方式やJSON over HTTP方式―のAPIです。
目次
1章 Web APIとは何か
2章 エンドポイントの設計とリクエストの形式
3章 レスポンスデータの設計
4章 HTTPの仕様を最大限利用する
5章 設計変更をしやすいWeb APIを作る
6章 堅牢なWeb APIを作る
著者等紹介
水野貴明[ミズノタカアキ]
1973年東京生まれ。フリーランスソフトウェア開発者兼技術系ライター。スタートアップを中心に開発支援を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
リットン
10
表紙の蛇が気持ち悪くて持ちたくなくなる。 API開発は見様見真似でかじっただけだけど、奥は深いなと感じた2022/11/12
さっとん
9
Web APIの基礎からベストプラクティスまで一気通貫に学べるので、API設計を行う人にとっては非常にオススメできる本だった。2019/03/25
reki
8
仕事上の勉強のために読みました。API設計には万能の手法などはなく、世の中が試行錯誤しながら維持しやすいAPIにするための設計理念を積み上げてきているように感じます。本書では多数のサービスでのAPI設計の実例をもとにそれぞれのメリットデメリットが語られており、大変実践的な内容だと思います。HTTP層で表現すべきこととAPIの応答本文で表現すべきこと、セキュリティ上考慮すべきヘッダ、など、散発的な学習ではもれがちな点もカバーしており勉強になりました。2015/01/01
konomichi
7
サーバサイドを作り込むデベロッパには必読。APIをどう作るか、何に考慮すべきか、といった、設計思想が学べる稀有の書。すっげーいい本です。2015/11/23
Pamyu
5
クエリパラメータとパスの使い分け / ページネーション / バージョニング方法などベストプラクティスの紹介など / サーバ駆動形コンテントネゴシエーション / CORS / XSSとCSRFの説明わかりやすい / 最大限HTTPの使用を利用して表現する。その上で問題がある場合は独自実装していくなど / メディアタイプ / キャッシュ / API - クライアントの間にオーケストレーション層を挟むの面白そう2018/07/18