内容説明
リアルタイムインターネットの基盤技術として注目されているXMPPの本邦初の解説書。XMPPの標準化プロセスに直接かかわっている3人の専門家が、XMPP関連の巨大な仕様群を俯瞰しながら、重要な概念を中心に詳しく解説。本書を読めば、231編の仕様書すべてに目を通さなくても、IMからテレビ電話までリアルタイムアプリケーションにおいてユーザーが日常的に行う操作をどのように実装すればよいか容易に理解できるだろう。日本語版では、XMPPを含むセッション制御プロトコルの国際標準化に取り組むNTTの越湖淳氏にXMPPの最新動向について寄稿してもらった。
目次
1部 XMPPの概要(イントロダクション;XMPPの基礎)
2部 XMPPの基本的な機能(プレゼンス;インスタントメッセージング;サービスの発見;フォーム;他者間でのインタラクション;パブリッシュ/サブスクライブ;Jingle(Jabberとマルチメディア)
バイナリデータの送受信
コマンドの遠隔実行
接続方式とセキュリティ)
3部 XMPPアプリケーションの構築(設計時の注意事項;アプリケーションの実例)
4部 付録(XMPP関連の仕様群;主なサーバ、クライアント、ライブラリ;アプリケーション開発のヒント;XMPPの最新動向)
著者等紹介
セイント=アンドレ,ピーター[セイントアンドレ,ピーター][Saint‐Andre,Peter]
1999年末以来、JabberとXMPPの開発者コミュニティに貢献を続けてきた。テクノロジの標準化に尽力し、XMPP関連のRFCや、多数の拡張プロトコルを執筆。2002年以降はXMPP Standards Foundationのエグゼクティブ・ディレクターも務めている
スミス,ケビン[スミス,ケビン][Smith,Kevin]
2006年からXMPP Councilにメンバーとして参加し、現在では同Councilのチェアを務めている。いくつかの拡張プロトコルの共著者でもある。数年にわたりXMPPクライアントPsiのプロジェクトリーダーを務め、現在はSwiftクライアントの開発に取り組んでいる。University of ExeterのSchool of Engineering,Computer Science,and Mathematicsで博士号を取得
トロンソン,レムコ[トロンソン,レムコ][Troncon,Remko]
XMPP Standards Foundationのメンバー。いくつかの拡張プロトコルの共著者でもある。Psiのリードデベロッパーをかつて務め、現在はSwiftプロジェクトの一員。Katholieke Universiteit Leuvenで工学(計算機科学)の博士号を取得
牧野聡[マキノサトシ]
2008年以来、日本アイ・ビーエム大和ソフトウェア開発研究所でWebメールクライアントの開発に貢献(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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