内容説明
高速サイトを実現するための14の基本ルールを提示し、世界中のエンジニアから大きな支持を得てベストセラーとなった『ハイパフォーマンスWebサイト』の続編。AjaxやWeb2.0技術の浸透といった前著からの技術的なトレンドを反映するとともに、Chromeなど新しく登場したブラウザや他のブラウザの新バージョンにも対応するための情報を追加した。HTML5、Web Workers、Web Socketsなどの新しい技術、最新のリアルタイムインターネットを支える技術についても言及。日本語版ではYahoo!JAPANやMozilla Japan、Google Japanで採用している高速化手法や高速化に関連した最新技術の動向を巻末付録として収録した。
目次
Ajaxアプリケーションとパフォーマンス
応答性の高いウェブアプリケーション
初期ロードの分割
実行をブロックしないスクリプトのロード
非同期のスクリプトの組み合わせ
インラインスクリプトの適切な位置
効率的なJavaScriptコード
Comet
gzip圧縮再考
画像の最適化
主ドメインの細分化
ドキュメントのフラッシュ
iframeの取り扱い
CSSセレクタの単純化
パフォーマンス関連ツール
Yahoo!JAPANが実践するWebの高速化
ブラウザの最新技術を活用したWebの高速化
Web高速化に対するGoogleのアプローチ
著者等紹介
サウダーズ,スティーブ[サウダーズ,スティーブ][Souders,Steve]
Googleでウェブのパフォーマンスとオープンソースイニシアチブに関する研究をしている。ダウンロード数が100万件を超えた、Firebugのパフォーマンス分析用アドオンYSlowの開発者でもある。さらに、米O’Reilly Mediaの後援でウェブのパフォーマンスとオペレーションをテーマに開催されたカンファレンス「Velocity」では共同司会者を務めたほか、Firebug Working Groupの共同設立者でもある
武舎広幸[ムシャヒロユキ]
国際基督教大学、山梨大学大学院を経て、東京工業大学大学院理工学研究科博士後期課程修了。マーリンアームズ株式会社代表取締役。自動翻訳システムなどの言語処理関連ソフトウェアの開発、コンピュータ関連の翻訳および著作、オンライン翻訳講座の運営などを手掛ける。独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の「未踏ソフトウェア創造事業」に2年連続して選ばれた
福地太郎[フクチタロウ]
1967年東京生まれ。ソフトウェア会社にてソフトウェアエンジニアとして勤務。現在はJavaおよびWindowsプラットフォームのウェブ系システムの製品開発、ウェブアプリケーション開発向けのコンポーネントの設計・開発等に従事。そのかたわら、コンピュータ関係の書籍の翻訳にも携わっている
武舎るみ[ムシャルミ]
1980年学習院大文学部英米文学科卒。マーリンアームズ株式会社取締役。心理学およびコンピュータ関連のノンフィクションなどの翻訳、オンライン翻訳講座の運営などを行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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