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スパマーを追いかけろ―スパムメールビジネスの裏側

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  • サイズ B6判/ページ数 419p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784873112299
  • NDC分類 547.48
  • Cコード C0004

内容説明

スパムとは、迷惑メール、ジャンクメールのこと。全メールの60%を占め、一年間で約5兆通のメールがインターネットユーザの受信箱に入り、ソフトウェアのフィルタリングなどで、約100億ドルの生産性が失われているといわれている。一体誰がスパムを送っているのか。スパムビジネスは儲かるのか。ある男が全米を揺るがす大物スパマーになるまでと、スパマーたちをネットから閉め出した女性の戦いを軸に、スパマーと呼ばれる大量広告メール送付者たちの素顔とスパムビジネスの仕組み、スパム撲滅を掲げるサイバー自警団との戦いを綿密な調査と取材で描く。ネットショッピング、Eコマース隆盛の裏側を衝く衝撃のノンフィクション。

目次

スパム・キングの誕生
アンチ・スパマーができるまで
ナチスは現れず
スパムフォード対ハッカーX
インターネットマーケティング用マニュアル
アンチ・スパマー「Shiksaa」の活動
Shiksaa、平和の特使に
ホーク、CD‐ROMを売る
アプリコットの種
ホークの敗北〔ほか〕

著者等紹介

マクウィリアムス,ブライアン[マクウィリアムス,ブライアン][McWilliams,Brian]
ジャーナリスト。徹底的な調査に基づいて書くスタイルを得意とし、ビジネス、テクノロジーの分野では長いキャリアを持つ。スパム、インターネット・セキュリティ、オンライン消費者の保護に関連して書いた記事はすでに数百にのぼる。また、2002年、サダム・フセインのメールボックスの内容に触れた記事をワイヤード・ニュースに寄稿した際には国際的に注目を集めた。NBCテレビの『ナイトリーニュース』、フォックス・ニュース、BBCラジオ、NPR(ナショナル・パブリック・ラジオ)の『ヒア・アンド・ナウ』、PRI(パブリック・ラジオ・インターナショナル)の『マーケットプレース』などにも出演している

夏目大[ナツメダイ]
1966年大阪府生まれ。翻訳家、ライター。翻訳学校「フェロー・アカデミー」講師
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よく読む

2
おもしろい。スパマーとアンチ・スパマーの戦争。善と悪の戦いだと思っていたが、そう単純ではない。アンチ・スパマーもスパマーを誹謗中傷し、彼らの個人情報をネットに公開したり、嫌がらせや脅迫の電話をかける(個人情報はスパマーのウェブサイトのセキュリティ上の欠陥から見つかったりする)。なかなか背後に誰がいるのかわからないスパムだが、は10代の青年がやることもあれば、組織的に行われることもある。スパマーの中には、スパムがDMであって正当なビジネスだと考える人もいる。それもわかる気がする。夏目大さんはいい本を訳す。2017/04/24

ニョンブーチョッパー

0
2009/09/09

アーク

0
スパムメールって、幽霊だよな。実態はないのに存在感はある。本書はその幽霊がどのように作り出されたかを曝いてみせる。そこから浮かび上がってくるのは、カネに心を奪われて良心を失った人間の姿。それこそが幽霊の本質だね。2014/08/14

ノメ

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スパムメールやスパマーの理解には最適。2011/09/08

dacotsu

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★★★☆☆スパムメールをめぐる物語。技術的なことや、スパマーの心理について触れており、なかなか面白かった。内容とは関係ないが、紙の肌触りが滑らかでなんか好きだった。2010/03/19

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