内容説明
エンタープライズサービスバス(ESB)は標準ベースのサービス指向アーキテクチャ(SOA)を利用し、エンタープライズ全体のアプリケーション統合を可能にする技術。本書では、ESBアーキテクチャの概論、XML、MOM、サービス呼び出しモデルなど、技術の基礎となる部分から、ESBにおけるJavaコンポーネント、ESBの統合パターンと設計ソリューション、ESBとWebサービスの進化など、高度なトピックまでを扱う。エンタープライズアプリケーションの構築、統合、設計に取り組む技術者必携の一冊。
目次
ESB入門
統合の状況
必要は発明の母
XML―ビジネスデータ統合の基盤
MOM
サービスコンテナと抽象化されたエンドポイント
ESBサービス呼び出し、ルーティング、SOA
プロトコル、メッセージング、カスタムアダプタ、サービス
バッチ転送の待ち時間
ESBにおけるJavaコンポーネント
ESBの統合パターンと頻出する設計ソリューション
ESBとWebサービスの進化
著者等紹介
チャペル,デビッド・A.[チャペル,デビッドA.][Chappell,David A.]
ESBのパイオニアである米Sonic Software社の副社長兼チーフ・テクノロジ・エバンジエリスト(CTE)。ソフトウェア業界で20年を超える経験があり、卓越した設計者およびプログラマとして、さらに営業、技術サポート、マーケティングなど幅広い業務を担当してきた。さまざまな分散コンピューティングモデルに造詣が深く、ESB、MOM(Message Oriented Middleware)、エンタープライズ統合、標準化の動向およびWebサービスといったテーマに関する著作や講演で広く知られている。中心となって開発したSonicMQは、エンタープライズメッセージングおよびJMSの代表製品と呼ばれるまでに成長している。相互運用性や統合技術に関して、「Java Developers Journal」、「JavaPro」、「Web Services Journal」、「XML Journal」、「Network World」など代表的な業界誌に多くの記事を執筆しており、またJMS、Webサービス、ebXMLに関する一般向け書籍の著者としても有名
渡邉了介[ワタナベリョウスケ]
システムエンジニアを経て、十数年前からフリーランスで翻訳活動を行っている
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