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バイオインフォマティクスのためのPerl入門

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  • サイズ B5判/ページ数 393p/高さ 24cm
  • 商品コード 9784873111032
  • NDC分類 467.3
  • Cコード C3055

内容説明

膨大なデータを扱うゲノム研究において、プログラミング知識は重要なスキルになっています。極めて強力なプログラミング言語でありながら、簡単でわかりやすいという特徴を持つPerlは、データ解析の最も有用なツールのひとつとして、今やバイオインフォマティクスの定番ツールになっている。本書は、プログラミング経験のないゲノム研究者のために書かれた実用的なPerlへの入門書。新しい研究手法として重要なプログラミングスキルを身につけながら、Perlの初歩から研究現場での応用方法までを解説。すぐに役立つPerlプログラムやプログラミング手法も取り上げている。

目次

生物学とコンピュータサイエンス
Perlを始めよう
プログラミング技術
シークエンスと文字列
モチーフとループ
サブルーチンとバグ
突然変異とランダム化
遺伝暗号
制限酵素地図と正規表現
GenBank
プロテインデータバンク
BLAST
その他の要点

著者等紹介

ティズダル,ジェームズ・D.[ティズダル,ジェームズD.][Tisdall,James D.]
Bell研究所で音楽家として、プログラマ兼技術スタッフとして働き、言語学研究のためのプログラムを開発し、音楽リズム用の形式言語を発見した。ヒトゲノムプロジェクトでは、Computational Biology and Informatics Laboratoryのプログラマ兼システム管理者としてDNA WorkBenchプログラムを開発した際にPerlを使い始めた。カリフォルニア州メンローパークのMercator Geneticsではバイオコンピューティングの研究者としてPerlを使い、代表的な遺伝病であるヘモクロマトーシスを発症する遺伝子を発見するのに貢献した。フィラデルフィアのFox Chase Cancer Centerではバイオインフォマティクス部門の責任者となった。最近ではペンシルバニアのBiocomputing Associates of Kimbertonのコンサルタントとして、またコーネル大学が提携したBurke Research Instituteで、アルツハイマー病やパーキンソン病のような神経変性疾患について研究している

水島洋[ミズシマヒロシ]
専門は、バイオインフォマティクス、分子生物学、医療情報学。東大薬学部では酵素精製とクローニング(配列解析はMaxam―Gilbert法)、国立がんセンターではウィルス感染による宿主遺伝子の発現変化の研究を行った後、医療施設間ネットワークとスーパーコンピュータプロジェクトに従事。バーチャルリアリティを用いた分子モデリングなども行っている。主たる研究はゲノム情報の発現制御システムの解明。2000年8月より客員研究員としてNCBIに留学。現在国立がんセンター研究所がん情報研究部室長、疾病ゲノムセンター併任

明石浩史[アカシヒロフミ]
専門は分子生物学、消化器内科学と医療情報学。札幌医科大学大学院で4年間、東京大学医科学研究所で2年間、遺伝子ハンティングを中心とした分子生物学の研究に従事し、その中でバイオインフォマティクスの重要性、必要性を痛感した。現在札幌医大附属情報センターにてオリジナルのゲノムシークエンス解析ツールの開発に従事している

またぬき[マタヌキ]
内科医でありながら、Linux kenrelやIPv6のハッカーでもある。Debian‐JPプロジェクトに所属。アレゲドクター1号。LinuxのIPv6機能を強化するUSAGI projectにnetfilterv6のlogging機能の修正を提供している。また、ネットニュースサーバINNのIPv6化においてハッカー、テスターとして貢献。Linux関係のドキュメントではJFの「Linux Medicine HowTo」の日本語訳に助言を与えた。Debianパッケージ「ipv6calc」のメンテナでもある。日本学術振興会産学協力委員会インターネット技術第163委員会(ITRC)では第10回研究会のprogram conductorを勤めた

小林慎治[コバヤシシンジ]
情報処理技術者でありながら内科医でもある。現在、内科学専攻の大学院生として医療情報学の研究を行っている
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