内容説明
見廻組剣豪・高橋安次郎と新政府高官・相原安次郎。二人を結ぶ見えなかった糸とは?武士の心得と剣技から読み解く、龍馬暗殺の真相。座位からの大刀による斬撃を証明する。歴史浪漫文学賞最終選考通過作品。
目次
第1章 武士の作法と剣術(武士が学んだ武術;剣の精神性による武士の気構え ほか)
第2章 武士の心得と剣技から検証する龍馬暗殺(坂本龍馬の暗殺―「近江屋事件」;坂本龍馬とは ほか)
第3章 事件の解明(大鳥圭介の『獄中日記』と新選組最後の隊長、相馬肇の供述;暗殺現場の屏風と中岡慎太郎の傷 ほか)
第4章 武士道と武士の心得(武士道とは何か;長州藩藩士・吉田稔麿の生涯に見る武士道 ほか)
著者等紹介
宇津志建[ウツシタケル]
代々式内社を受け継ぐ社家の家系に生まれ、現在、宮司を務める。幼少より日本武道を修行し、空手道、古流剣術、拳法体術の流派継承者となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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優希
36
タイトルこそ『武士の心得』ですが、内容はほぼ龍馬暗殺の考察でした。龍馬の暗殺の謎は以前から興味があったので面白く読めました。2025/03/10
Go Extreme
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武士が学んだ武術 己の誇りを守るために命を懸けて戦う 剣の精神性による武士の気構え 居合とは、人に斬られず人斬らず、己を責めて、平らかな道 武士の日常における心得と作法 武士の三つの実戦:戦場・決闘・喧嘩斬り合い 刀への武士の心得 武士の覚悟 武士の心得を体現した人物:大東流合気柔術・武田惣角 武田惣角の用心 武士の心得と剣技から検証する龍馬暗殺 坂本龍馬の暗殺:近江屋事件 龍馬殺害者と自認したl 三人 武士文化の価値の変遷2020/11/27