内容説明
西南戦争に呼応した不平士族の反乱の暗闇に光をあて、漢学者左氏珠山斬殺のなぞに迫りながら、人の世と歴史の不条理を浮き彫りにさせた歴史ファン必読の問題作。
目次
第1部 十九年の空白(小説『坊っちゃん』の漢学者;漱石の同僚の悲劇;桜井久次郎と伊予大洲 ほか)
第2部 物語「しき石なれど」(維新の胎動と大洲藩;兵制改革;長州再征と大洲藩 ほか)
第3部 歴史のたくらみ(富永有隣の行燈;長州なまりの客;郷土史家の使命 ほか)
著者等紹介
青山淳平[アオヤマジュンペイ]
1949年山口県下関市生まれ。愛媛の県立高校教諭を経て元愛媛銀行参与。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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