内容説明
北東北の朝廷支配から脱却すべく蜂起した蝦夷と天変地異の中、奥地に散逸した百姓(編戸の民)が、新たな共同体を構築するまでの過程を検証する。第17回歴史浪漫文学賞特別賞受賞作。
目次
1 蝦夷と朝廷(北進する朝延、抵抗する蝦夷;蝦夷とアイヌ ほか)
2 蔓延する不作と天変地位(徳政相論;崩壊する律令制 ほか)
3 元慶の乱(乱勃発;膠着する戦線 ほか)
4 元慶の乱と蝦夷(五城目町遺跡群;胡桃館遺跡 ほか)
著者等紹介
田中俊一郎[タナカシュンイチロウ]
1947年静岡県沼津市生まれ。1971年早稲田大学卒業。横浜市勤務。1980年~1982年横浜市港北区新田地区の郷土史「新田むかしむかし」を発行。1982年横浜市東本郷小学校6年生有志に縄文土器作りを指導。1984年横浜市竹山小学校の卒業制作で、6年生全員に縄文土器作りを指導。1984年~1991年「港北歴史教室」講師(横浜市港北区役所主催・町毎の郷土史の連続企画)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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