内容説明
社会の「理」には善悪が絡んできます。物質的な理の進歩の著しい反面、社会的な理の方は低迷しています。日本を再生させる真のプラグマティズム。
目次
第1部 (世界の秩序;哲学の乱れ ほか)
第2部 (「論理逆転の現象」;虚無は悪の源 ほか)
第3部 (権利と義務;格差は労働者に不利 ほか)
第4部 (食糧自給率;自給自足 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬参仟縁
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自費出版のような感じを受けたが、文章は段落というよりも、小まめに改行が多いので、ブログを読んでいるような感じに近い。表現は簡潔で明瞭。です、ます調なので、読み返す必要もない。よく練り上げられた文章が多いのだろう。やや凝った表現描写を望む読者は、期待を裏切られるかもしれないが、時間のない現代人からすれば、哲学的なテーマを簡潔、明瞭に説明している本はなかなかないので、存在意義が大きく感じる。できれば、参考文献挙示があれば、どの思想家から影響されたかもわかるので、改訂される場合は、注記とともにつけてほしい。2012/07/03
シュウジ
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「常識」は社会の基礎で、哲学的な考え方の答えは「常識」の反対。また、共産主義と資本主義のバランスについても述べている。その常識について作者は「哲学は学問として重要な役割を果たすべきなのに、最終的に虚無という答えで、成長を遅らせている」旨の記述がある。確かに、日常生活において考える必要もない事を考えた所で何になるのか、そういう疑問は湧いてくるとは思うが....




