鉄道文学の旅

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  • サイズ B6判/ページ数 183p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784873024509
  • NDC分類 910.26
  • Cコード C0095

内容説明

鉄道を舞台に繰り広げられる人間模様を描き出した巨匠たちの作品を追体験することで、時空の「点」ではなく「線」を描く文学の魅力を再検証した日本初の鉄道文学紀行。

目次

1 宮本輝『駅』/『寝台車』―七尾線(のと鉄道)/東海道本線
2 夏目漱石『三四郎』―田川線(平成筑豊鉄道)・日豊本線・山陽本線・東海道本線
3 芥川龍之介『蜜柑』―横須賀線
4 福永武彦『死の島』―東海道本線・山陽本線
5 太宰治『たずねびと』・『海』―東北本線・五能線
6 志賀直哉『網走まで』―東北本線

著者等紹介

野村智之[ノムラトモユキ]
1970年、北海道旭川市生まれ。関西学院大学文学部を卒業後、関西学院大学大学院文学研究科日本文学専攻を修了。市場調査会社や法規出版勤務を経て、現在は団体職員。東京都中央区在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Kaz

35
何を以って「旅」というかは、人それぞれだと思う。例えばジェット機で南の島まで飛んで、リゾートで過ごすことを「旅」だという人もいるし、著名な観光地で有名なスポットを見て回ることを「旅」であると言う人もいると思う。さりながら、A地点からB地点まで移動することこそ「旅」というに相応しいのではないか。その移動にはとてつもなく時間がかかり、体力的な負担も大きいものほど旅情が増すというもの。現代日本では忘れ去られた旅情というものが感じられる書物であった。2019/02/06

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