内容説明
恋模様、胡麻すりの才能もふくめて、家持という宮廷歌人・政治家の人間像がヴィヴィッドに描かれている優れた人物評伝。第2回『古代ロマン文学大賞』研究部門優秀賞受賞作品。
目次
大伴氏の梗概―家持まで
家持の生年
父旅人
家持の実母は誰だったのか
大宰府のサロン
佐保邸での父の死
坂上郎女と先行歌の研究
恋の遍歴
内舎人家持の希望と失望
越中守拝命
池主との再会と「山柿の門」
越中の風景画
揺れ動く大夫心
暮春詠嘆十二首
沈黙の大仏開眼供養
絶唱三首
終焉
著者等紹介
太田光一[オオタコウイチ]
1938年1月横浜生まれ。1960年3月東京工業大学理工学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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