内容説明
豊かな自然を活かした地域再生プロジェクトとは。特産品を地域ブランドとして大都市に売り込んだ元気ある村。ふる里起死回生の奮闘が気づかせてくれる地域を活かす自主自立の政策。著者が10年以上に亘って調査・支援を行ってきた村の記録がこの一冊に。
目次
第1章 中山間地域の現状とその背景(中山間地域の現状;「中山間地域問題」発生の背景;「中山間地域問題」の位置づけ;中山間地域振興のあり方)
第2章 地域づくりと地域発展戦略(地域づくりとは何か;3層構造をもつ地域;地域発展戦略と地方自治体;地域発展戦略の最終目標)
第3章 岡山県新庄村の地域発展戦略(新庄村の村づくりの概要;「市場領域」の活性化戦略―「移出力」と「循環力」の強化;新庄村の「地域ブランド」戦略;新庄村のヒメノモチ導入の経緯とその展開;「地域ブランド」戦略のポイント;中山間地域と「ブランド農業」;「ブランド農業」推進の課題)
第4章 「地域ブランド」戦略の意義(「地域ブランド」戦略の核心;地域資源の評価の現状)
第5章 地域発展戦略の創り方(「創造ネットワーク」の構築に向けて;「創造ネットワーク」で何をするか;「地域ブランド」戦略の最終目標)
著者等紹介
多田憲一郎[タダケンイチロウ]
岡山商科大学経済学部長・教授。1960年鳥取県倉吉市生まれ。京都大学経済学部卒業。京都大学大学院経済学研究科博士後期課程修了。京都府庁、岡山商科大学法経学部教授などを経て、2005年4月より、岡山商科大学経済学部教授。2011年4月より、岡山商科大学経済学部長。専門は、財政学、地方財政論、地域経済論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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