内容説明
循環・信頼・連携による地域創造、自治体財政の危機・求められる地域自立。地方の経済を興す力はどこに、地域の力とはなにか、「カムイ」の挑戦で解き明かす注目の一冊。
目次
第1章 カムイの挑戦(標茶町の人たちとの出会い;地域ゼロエミッション;研究会活動の本格的展開;カムイの誕生;『カムイウッド』の特徴;資金調達の苦労;地方自治体行政の役割;環境生態系を守る―水質浄化事業・藻場再生に向けて;ペットボトルキャップの活用;木質複合材市場の変化;リサイクル推進、環境認証等の動き;環境市場の変化、環境ビジネスの可能性;カムイの経営課題と今後の可能性)
第2章 地域自立の産業政策―循環、信頼、連携による地域創造(地域経済をめぐる環境変化と地域政策の転換;地域を見つめる力、地域経済と域内循環;「産消協働」―生産者と消費者の信頼関係の再構築;生産と消費の接近から生まれる価値―産消協働の事例;お金の地域循環)
著者等紹介
小磯修二[コイソシュウジ]
釧路公立大学教授、地域経済研究センター長。1972年京都大学法学部卒業、北海道開発庁、国土庁(現国土交通省)等を経て、1999年6月より現職。専門は地域開発政策、地域経済。地域政策研究の分野において、内外の研究者、行政官、民間人を機動的に集めながら実践的な地域政策研究プロジェクトを推進。また、中央アジア地域等で地域開発分野での国際貢献活動にも従事。公職は国土審議会専門委員、北海道観光審議会会長、北海道市町村合併推進審議会会長、北海道総合開発委員会委員、釧路川流域委員会委員長他多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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