内容説明
サンティアゴ・デ・コンポステラの巡礼路に花開いた、静謐なるロマネスク芸術。豊饒の大地が育む豊かな食文化。真摯なるカトリック信仰と異文化の香りを色濃く残した、フォークロア満載の祝祭の数々…。“文化の十字路”スペインの力強い色彩と躍動をあますことなく記したフォトエッセイ。
目次
1 旅するまえに―なにが人々を聖地サンティアゴ巡礼に駆りたてるのか?
2 仏国境の村ソンポルトから“アラゴンの道”をプエンテ・ラ・レイナまで―ピレネー山峡に散在する古寺を訪ねてロマネスクを楽しむ
3 “フランスの道”に入り葡萄畑の続く道をオカの森まで―旧ナバラ王国を横断し中世の香り高い文化をたっぷりと味わう
4 サン・ミジャン巡礼支路とバルディビエルソ谷沿いのロマネスク聖堂回廊を訪ねて―隠遁者たちの谷に残されたカトリコの至宝を超えてあなたに語りかける
5 赤茶けた灼熱のメセタ台地を抜けてアストルガまで―泉が、運河が、ロマネスクが、巡礼人たちの心を潤す
6 険しいオ・セブレイロ峠を越えてサンティアゴまで―十字架を背負った告解の巡礼人が山道にあえぐ…
7 旅のおわりに―850km余りを旅した巡礼人たちを、サンティアゴ大聖堂はけっして裏切らない
Appendix “地の果て”フィステラへの旅―死の海に沈む太陽に祈り、朝日を仰げば、人は生まれ変わることができる
付録資料
著者等紹介
深澤勝良[フカザワカツヨシ]
1944年、山梨県生まれ。1968年、青山学院大学経済学部を卒業、ソニー(株)に入社。ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカ(USA現地法人)ナショナルマーケティングマネジャー、ソニーブロードキャストカンパニー副社長、ソニー放送事業関連会社役員などを経て2001年退社。2003年より1年間、中小企業経営支援のためアルゼンチンのブエノス・アイレス市にJICAより派遣。2004年より4年間、スペイン国マラガ県にて語学遊学。NPO法人日本カミーノ・デ・サンティアゴ友の会、会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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