内容説明
夢の縁、現実の縁。沈黙の声を聴き、言葉にすることなく語る。慎ましい表現から喚起される豊かな想像力。多彩なインタヴューと論考から探る孤高の映画詩人エリセの、静かで奥深い世界。本書独占エリセ・インタヴュー掲載。
目次
ビクトル・エリセ略歴
ビクトル・エリセオリジナル・インタヴュー
関連作品解説
ビクトル・エリセとの対話
カラーグラビア
論考
書誌
フィルモグラフィ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
geromichi
4
エリセの映画はいつ観ても新たな発見があり、含蓄に溢れかえっているな、と思う。学生時代には嫌な感じがした作中の父親たち、今では彼らの感情に寄り添って鑑賞してしまっている。フランコ独裁政権がわりと重要なキーワード。2019/06/13
うにこ。
0
エル・スールの監督、ビクトル・エリセのファンブックのようなもの。 と言うにはいささか固めだけど。 論考とかインタビューとか解説とか、そういった色々がいっぱい。 エリセはけっこう、つきあうには難しい人っぽいな、とか。 愚痴とかすごい言いそうだ。 でも映像はやはり好きなのだけど。 今のところ、世界で一番綺麗な画を撮れる映画監督だと思う。2004/11/12
ぽんぽこりん
0
インタビューが興味深い。2009/04/19
こじこ
0
インタビュアーの問いかけが上手い。かしこい人は抜群に「問い」が上手いなぁ〜〜とうらやまポーピーな気持ち。2021/09/14