感想・レビュー
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遊動する旧石器人
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中田興吉『倭政権の構造』2編計3冊のうちの第1編目。「王のあり方」と「倭の五王以降の王のあり方」を考察した内容。前者は大王号・大后・立后要請・後継者候補から考察する。その際、隅田八幡宮人物画像鏡の考察を含む。後者は清寧・顕宗・仁賢・武烈朝の存否と継体朝出現の背景を考察する。筆者は癸未年を443年と捉え、大王号の成立を允恭朝と捉える。また清寧~武烈朝についての存否は、武烈朝以外を名代・子代を根拠の1つとし、存在する立場を取る。武烈に関しては、即位年が継体と同年であることから、即位は否の立場である。2014/09/01
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