近世日本石灰史料研究〈2〉

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近世日本石灰史料研究〈2〉

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  • サイズ A5判/ページ数 486,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784872945638
  • NDC分類 573.89
  • Cコード C3321

内容説明

近世関東における石灰産地としては、「八王子石灰」「野州石灰」と、江戸内湾において貝殻を原料に生産された「蠣殻石灰」の三つがあった。本書には前書1に引き続き、木崎義平家(東京都青梅市)に伝わる文書の内、単独文書127部を翻刻し、読み下し文に直し、語句解釈を加えた上に、史料研究を行ったもの。石灰を必至になって生産し流通させ、江戸に繰り出し、江戸商人と当たり、会所の町人や町名主だけだけではなく、勘定奉行・江戸町奉行とも対決する。その竃主たちの記録。川勝守生著『近世日本における石灰の生産流通構造』(山川出版社2007年)の研究の元となった史料で、収録年次は、前書とほぼ同年代の、享保6年(1721)~慶応3年(1867)であるが、その過半は後半期である。巻末に解題と索引を付す。前書以降、本書において明らかになった新事実としては、木崎曾兵衛時代の文化文政期における三手会所崩壊後の蠣殻灰竃持の一手会所、これと協調関係を結ぶ木崎曾兵衛、そして関東一円に広がる在方在売り市場の登場などがある。その頃には、関八州在々に石灰・蠣殻灰産地が出現し、さらには美濃・近江の石灰までが江戸・関東市場に入ってきた。流通末端から消費の場面でも、漆喰壁材としては煉売業者が江戸市中各所の営業圏を設定し、他方、関八州在々に漆喰材以外の染め物、酒直し用等、新需要に支えられた在売りが発達する。本史料集は、このような、八王子石灰をめぐる人々の姿を彷彿とさせるものである。

目次

1 北小曽木村白土焼御用のため山林利用につき制札(年未詳)
2 玉川上水ご普請人足免除願い書(享保六年(一七二一)七月)
3 石灰焼出し方につき覚え書(享保十二年(一七二七)四月)
4 御用石灰運上につき取り替わし証文(享保十五年(一七三〇)五月)
5 他焼き石灰停止願い書(享保十五年六月)
6 八王子石灰竃主ら御当地蠣灰焼につき願い書(享保十七年(一七三二)二月)
7 御運上石灰立替証文(享保二十一年(一七三六)二月)
8 武州多摩郡・高麗郡三カ村御運上石灰・下灰請負証文(元文三年(一七三八)十二月)
9 木炭運上の儀お尋ねにつき返答書(延享三年(一七四六)十一月)
10 太郎左衛門運上灰等滞りにつき一礼(後欠)(寛延三年(一七五〇)十月)〔ほか〕

著者等紹介

川勝守生[カワカツモリオ]
1972年10月8日、東京に生まれる。1992年4月、東京大学教養学部入学。1994年4月東京大学文学部進学。1998年4月、東京大学大学院人文社会科学研究科博士前期(修士)課程入学。2002年4月、東京大学大学院人文社会科学研究科博士後期課程進学。2006年5月17日、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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