目次
第1章 下総千葉氏の領国支配
第2章 千葉氏とその国衆
第3章 上総武田氏の基礎的検討
第4章 上総武田氏の成立と展開
第5章 勝浦正木氏の成立と展開
第6章 天文後期における北条氏の房総侵攻
第7章 北条氏と両総国衆
第8章 小田原合戦と房総
著者等紹介
黒田基樹[クロダモトキ]
1965年生まれ。1989年早稲田大学教育学部卒業。1995年駒沢大学大学院博士後期課程満期退学。1999年博士(日本史学、駒沢大学)取得。現在、駿河台大学法学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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戦国時代の上総が曖昧模糊していて、自分の勉強不足ゆえだと思っていたのだが、どうもそれだけではないようだ。上総国主とまでよばれた武田氏の正確な系図すら分からない状況では、そりゃ五里霧中にもなる。一族内の相続でそのような状況に陥ったこと、さらにそれぞれが里見・北条を頼り「下からの代理戦争」が起こったため国主が消滅してしまったと分かっただけでも収穫だが、その他にも臣下が領地を得て国衆になる過程、家康が関東に移封された理由などにも触れていて、多くの知識を得られる本だった。2021/04/07
吃逆堂
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東国の中でも圧倒的に史料の少ない房総中世史において、貴重。いちいち自治体史通史編をめくる手間も省ける。2010/05/30
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- 和書
- クロマニヨン人の性