内容説明
本書は、著者がこの十年間に発表されてきた諸論考を、本論七章と補論一章に整理し、さらに現在の研究・教育活動と学問的問題意識・認識を、新稿「地域の自由民権一二〇年」としてまとめられたものである。
目次
第1章 桜井静「国会開設懇請協議案」関係の新史料―東京都三鷹市吉野泰平家文書から
第2章 「自由党本部報道書」の新史料―千葉県大原町井上幹文書より
第3章 一八八四年自由党夷隅事件の捜索過程―千葉県大原町井上家文書に依拠して
第4章 房総の「三大事件」建白運動―斉藤自治夫宛書簡に依拠して
第5章 近代史料の解読―房総の三大事件建白と民権家の書簡
第6章 三大事件建白運動と北村透谷―「再び光かゞやくあさ日の下に」
第7章 底点の民権資料を読む
補論 地域の自由民権研究と新しい歴史の授業
著者等紹介
佐久間耕治[サクマコウジ]
1950年3月27日生まれ。京都大学農学部農林経済学科卒業。現在、千葉県立安房南高等学校教諭
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